火傷

受験が終わって春が来たはずが
自粛の上学校も始まらず、
モラトリアムの極みのような生活をしています。


第一志望にいきたかったな

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学歴コンプレックス
というものがあって
仮面浪人や編入
ロンダリングに繋がるものなのですが、
所謂学歴コンプレックスの熱意は
私は随分前に失ったのだと思います。

ただ大学名に拘ったり
熱を消化しきれずに受験が終わってしまったり。
そういう人がもつ熱量を
馬鹿にしたり諫めたりする話は他聞に漏れず、
例えば
「仮面浪人なんてやめておけ」
という言葉に現れるものですが、
やればいいと思います。
やりたいんでしょ?

本題はこちらでないのですけど
経験者として言うなら
「やらずに後悔よりやって後悔」
が名言とされているのはね
単純に
「やらなきゃよかった」よりも
「やっておけばよかった」の方が
長く引き摺るからですよ。



私の場合は理系なのに文系にいってしまって。
やらないと将来が無くなる。
こういう紛れもない現実に抗ってただけで、
「絶対〇〇大学にいきたいから
現状に甘んじたりしないんだ!」
という元気な方とは状況が違いはしますが。


それでもね
受験生だったんですよ、一応。


中学受験も高校受験も失敗して
最後のチャンスだと思ってた部分もあったのでしょう。

高校の第一志望に落ちて、
学校のパソコンで予備校を調べて
一人で体験にいって、
センター試験が何かもわからなかった15の春。
まだ熱を持っていました。

ある大学にいきたいと思いました。

それから五年。
模試の第一志望はずっとそこ。

自称進学校と呼ばせて下さいね。
高1から模試がありましたし。
二浪目のセンタープレまでで
何度書いたんでしょうか。


いきたくていきたくていきたくて、
大好きで憧れて
泣きたくて死にたくて

身体も精神も壊しても
結局いけませんでした。



一回も第一志望に受からなくて
血縁者には身の程知らずと言われ続けて
でもいきたかった。
私はあそこで勉強したかった。



後悔はありません。
したくないからかもしれません。

勉強は好きです。まだ好きです。
ロンダリングしますよ。
第一志望です、未だに。


熱を失ったのはいつでしょうか。
もはや戻ってくる気配はありません。
失恋にこの話を喩えますが、
努力不足には許されないような気がします。

熱は通り過ぎて、
疼いて痛い段階にあると思いたい。
治す方法がそれしかないから
まだ第一志望なのかもしれない。

大学名を見る度に死にたくなる。




最初の写真は
第一志望にいってたら見ていただろう桜です。